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シンワのよもやま話~アルミサッシ加工に求められる精度と役割 ~

みなさんこんにちは!

シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!

 

 

さて今日は

シンワのよもやま話

アルミサッシ加工に求められる精度と役割 ✨

アルミサッシは、
住まいや建物の中で「当たり前」に使われている存在ですが、
その役割は見た目以上に重要です

デザイン性だけでなく、
気密性・水密性・耐久性・操作性など、
さまざまな性能が求められる部材でもあります。

そして、
それらの性能を大きく左右しているのが、
加工段階での精度です✨


わずかな誤差が、不具合につながることも ⚠️

アルミサッシは、
非常に精度が求められる製品です。

・数ミリのズレ
・角度のわずかな誤差
・切断や穴あけの精度不足

こうした小さな誤差が、
施工後に
「開閉しにくい」
「すき間風が入る」
「水が入りやすい」
といった不具合につながることもあります

そのため、加工工程では
細かな寸法確認や仕上がりチェックを
欠かすことができません。


加工精度が、快適さと安心を支えています ️

アルミサッシの性能は、
完成して取り付けられて初めて評価されるものです。

加工精度が高いことで、

・スムーズな開閉
・高い気密性・水密性
・外気や雨水の侵入防止
・長期間の安定した使用

といった、
日々の快適さと安心につながります

普段意識されることは少ないですが、
その「当たり前」を支えているのが
正確な加工です。


用途や設置環境に合わせた加工が重要です

アルミサッシは、
設置される場所や用途によって
求められる条件が異なります。

・住宅用か、施設用か
・屋内か、屋外か
・風や雨の影響を受けやすい場所か

こうした環境を考慮しながら加工を行うことで、
長く安心して使えるサッシになります✨

画一的な加工ではなく、
用途に合わせた対応がとても大切です。


一つひとつの工程を丁寧に

当社では、
アルミサッシ加工において、

・寸法確認
・加工精度のチェック
・仕上がりの確認

といった工程を大切にしながら、
一つひとつ丁寧に作業を行っています

大量生産の中でも、
品質のばらつきを抑え、
安定した仕上がりを保つことを心がけています。


見えない部分こそ、品質の差が出ます ✨

アルミサッシの加工は、
完成後にすべてが見えるわけではありません。

しかし、
見えない部分の精度や仕上がりこそが、
長年使ったときの差となって表れます。

・不具合が起きにくい
・調整が少なくて済む
・安心して使い続けられる

そうした品質を実現するために、
日々の加工精度を大切にしています。


これからも品質を支える加工を ✨

アルミサッシは、
住まいや建物の快適性・安全性を支える重要な部材です。

これからも当社は、
確かな精度と丁寧な加工を通じて、
安心して使っていただけるサッシづくりを支えてまいります✨

アルミサッシ加工に関するご相談やご質問がありましたら、
どうぞお気軽にお問い合わせください

 

シンワのよもやま話~年末に見直したい、アルミサッシの状態 ✨~

みなさんこんにちは!

シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!

 

 

さて今日は

シンワのよもやま話

年末に見直したい、アルミサッシの状態 ✨

12月は一年の締めくくりとして、
住まいや建物全体を見直す良いタイミングです
大掃除や年末準備を進める中で、
床や壁、設備には目が向いても、
アルミサッシの状態まで確認する機会は
意外と少ないのではないでしょうか

アルミサッシは、
毎日の開け閉めや外気の影響を受けながら、
住まいの快適さを支えている大切な部分です。


日常的に使うからこそ、気づきにくい不具合 ⚠️

アルミサッシは丈夫な印象がありますが、
長年使用していると、
少しずつズレや劣化が進んでいきます。

例えば、

・開閉が重くなった
・引っかかる感じがする
・すき間風を感じる
・雨の日に水切れが悪い
・結露が増えた気がする

こうした症状は、
加工精度のズレや経年劣化が原因となっている場合があります
小さな違和感でも、
使い続けることでストレスが大きくなってしまいます。


放置すると快適性や断熱性に影響することも ❄️️

サッシの不具合を放置してしまうと、

・冷気や熱気が入りやすくなる
・室内の温度が安定しにくくなる
・冷暖房の効率が下がる

といった影響が出ることがあります

特に冬場は、
すき間風や結露によって
「思った以上に寒い」「暖房が効きにくい」
と感じる原因になることもあります。


年末はサッシを見直す良い機会です ✨

年末は、
「今年は大きな不具合はなかったか」
「このまま新年を迎えて大丈夫か」
と住まい全体を見直す時期です

このタイミングでアルミサッシの状態を確認しておくことで、
年末年始を安心して過ごすことができ、
来年以降のトラブル防止にもつながります


修理・調整で改善できるケースもあります

アルミサッシの不具合は、
必ずしも交換が必要とは限りません。

・建て付けの調整
・部品の交換
・加工や補修

といった対応で、
使い勝手が大きく改善するケースも多くあります
早めに対応することで、
工事の規模や費用を抑えられることもあります。


新年を快適に迎えるために ✨

サッシは、
住まいの快適さや安心感に直結する部分です。

「少し気になるけど、まだ大丈夫かな」
そんな段階での確認こそが大切です

年末の節目に、
アルミサッシの状態を一度見直してみませんか?


サッシに関するご相談はお気軽に

当社では、
アルミサッシの加工・調整・修理などのご相談を承っています。

・今の状態を見てほしい
・直せるかどうか知りたい
・年内に確認しておきたい

そんなご相談からでも問題ありません✨

新年を快適に迎えるために、
アルミサッシの見直しをぜひご検討ください

お問い合わせはお気軽に♪

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シンワのよもやま話~アルミと季節の関係、そして未来への挑戦🍁~

みなさんこんにちは!

シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!

 

 

さて今日は

シンワのよもやま話

~アルミと季節の関係、そして未来への挑戦🍁~

 

 

朝夕の寒暖差が大きく、空気が乾き始める季節。
アルミサッシ加工現場では、温度と湿度が品質に直結します。


🌡️1. 温度と膨張の管理

アルミは熱膨張率が高く、1mあたり1℃で約0.024mm伸縮します。
つまり、日中と夜間で10℃差があれば0.24mmの誤差。

この微妙な差が、組立精度や取付寸法に影響します。
そのため工場では、常温(20℃前後)で組立・検査を行い、
“中立状態”で出荷するのが基本です。


🧰2. 静電気と粉塵対策

乾燥期の11月は静電気が発生しやすく、
粉体塗装やシート貼りの作業に影響します。

現場では、
・アース線による放電
・加湿器での湿度管理
・帯電防止クロスでの拭き上げ

といった細やかな対策を行い、
仕上げ面の美観を保ちます。


🧠3. 技術継承と若手育成

近年、加工業でもデジタル化が進む一方で、
手加工の感覚を持つ人材が減少しています。

ノギスの“手感”、トルクの“重さ”、刃先の“音”。
こうした感覚は、現場でしか学べない。

ベテランが若手に伝えるのは、
技術だけでなく「ものづくりの心構え」でもあります。

「数字だけじゃない、“音でわかる精度”がある」

それを継ぐことが、現場の使命です。


💡4. 未来への展望

アルミサッシ加工は今、スマートファクトリー化の時代を迎えています。

AIによる生産スケジューリング、
自動搬送ライン、
3Dスキャニング検査。

しかし、どんなに機械が進化しても、
“最終の仕上げ”は人の手でしかできない。

金属のわずかな歪み、締結時の感触——
それを感じ取る人間の感性が、ものづくりの最後の砦です。


🌈5. まとめ

11月の冷たい空気の中で、
アルミの輝きは一層美しく見える。

それは、職人たちが積み上げてきた努力と精度の証。
私たちはこれからも、
“見えない部分の品質”にこだわり続け、
住まいと社会を支える枠をつくり続けます。

 


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シンワのよもやま話~アルミサッシが支える建築の美と性能🌇~

みなさんこんにちは!

シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!

 

 

さて今日は

シンワのよもやま話

~アルミサッシが支える建築の美と性能🌇~

 

 

現代建築において、サッシは単なる“枠”ではありません。
外観デザインと機能性を両立する、建物の「顔」です。


🏙️1. デザインと構造の調和

ガラスファサード、カーテンウォール、スリット窓。
こうした現代的な意匠は、すべてアルミサッシの進化によって可能になりました。

薄く、強く、美しい。
軽量なアルミだからこそ、
大開口でも構造的に安全を保ちながら採光を確保できるのです。


🌞2. 性能アップの工夫

アルミサッシには、見た目以上に多くの“機能”が詰まっています。

  • 断熱性能:樹脂スペーサー+複層ガラス構造

  • 防音性能:二重ガラス+気密パッキン

  • 防犯性能:ラッチ付きクレセント錠

  • 耐風圧性:補強リブ構造+圧着コーナー

これらはすべて、加工段階での寸法精度があってこそ成立します。


🧰3. 現場対応力

現場では、図面通りにいかないことも多々あります。
壁厚の誤差、開口寸法の違い、下地の狂い。

そんな時こそ、加工業の経験が試されます。
「切り回し」「延長材」「補強リブ」などの即応加工で、
現場に最適な解を導く。

「図面の外にこそ、職人の仕事がある」

それがサッシ加工の真骨頂です。


💡4. 長寿命化への挑戦

アルミは再生利用できる素材ですが、
長寿命化することで環境負荷をさらに減らせます。

・気密材の劣化を防ぐ新樹脂配合
・耐紫外線パッキン
・フッ素系塗装の高耐候化

“30年保つサッシ”が次の基準になりつつあります🌏


🧭5. まとめ

アルミサッシは、建物の「性能・意匠・環境」をつなぐ存在。
その裏にある加工業者の精度と情熱が、
都市の風景を形づくっています。

 


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シンワのよもやま話~“1/100mmの世界”🔍 ~

みなさんこんにちは!

シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!

 

 

さて今日は

シンワのよもやま話

~“1/100mmの世界”🔍~

 

 

アルミサッシ加工の魅力は、その“緻密さ”にあります。
工場では、1/100mm単位の寸法を競う世界が広がっています。


🧰1. 加工の精度管理

サッシのフレームは、組み合わせるガラスや建物構造体との整合性が命。
そのため加工精度は常に**±0.1mm**レベルで管理されます。

レーザー測定器、デジタルノギス、三次元測定器を用い、
寸法・角度・対角差を徹底的に検査。

わずかな“反り”も、開閉の引っかかりにつながるため、
熟練の目視と手感覚による確認が欠かせません。


⚙️2. 組立の要──直角出しの技術

サッシ組立では「直角出し」が最も重要な工程です。

四方のフレームをL字金具で締める際、
“締めすぎ”れば変形、“緩すぎ”ればガタつく。

そのため職人は、締結トルクを均一に保ち、
対角寸法を何度も測りながら調整します。

「機械で作り、人の感覚で仕上げる」

このバランスこそが、加工業の核心です。


🔩3. 表面仕上げのこだわり

アルミサッシは、見た目の美しさも重要。

  • アルマイト処理(耐食・艶出し)

  • 粉体塗装(意匠・耐候性)

  • 木目調シート貼り(デザイン性)

など、用途に応じて仕上げを変えます。

11月のような乾燥時期は、
静電気による粉体のムラや埃付着にも注意が必要。
環境管理も品質の一部です🌬️


🧠4. デジタルと職人技の融合

近年、CAD/CAM連携により図面→加工→組立が自動化されています。
しかし、最終的な精度保証は職人の手が担っています。

なぜなら、
アルミは温度で伸縮し、±1mmの差が生じる素材だからです。

つまり、現場では機械の数字よりも、
「経験が導く補正値」を信じる瞬間があります。

その経験の積み重ねが、真の品質を作るのです。


🧭5. まとめ

精度とは、ただ“寸法を合わせる”ことではなく、
「建物全体の調和を取ること」。

アルミサッシ加工職人たちは、
数値の向こう側にある“感覚の美学”を大切にしています。

 


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シンワのよもやま話~“光と風をデザインする金属”✨~

みなさんこんにちは!

シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!

 

 

さて今日は

シンワのよもやま話

~“光と風をデザインする金属”✨~

 

 

「アルミサッシ加工」と聞くと、単に窓枠やドア枠を作る仕事に思われがちですが、
実は建物の快適性・安全性・デザイン性を左右する極めて重要な製造分野です。

住宅、ビル、学校、商業施設、病院——。
どんな建物にも必ずある“開口部”。
その性能を決めているのが、私たちアルミサッシ加工業者です。


⚙️1. アルミサッシとは?

サッシとは、窓やドアなどの「枠(Frame)」のこと。
その中でも“アルミ製”は、軽量・耐食・加工性の高さから、
日本の建築で最も多く使われています。

アルミは鉄の約1/3の軽さでありながら、
陽極酸化(アルマイト処理)によって錆びにくく、
強度も十分。

さらに、リサイクル性が高く、環境にも優しい素材です🌱


🏠2. 加工工程の流れ

アルミサッシ加工は、大きく次の流れで進みます👇

1️⃣ 材料切断(カッティング)
 押出形材を、図面寸法に合わせて高速切断機で切る。
 角度精度は±0.2mm。熱膨張まで考慮するのが職人の腕。

2️⃣ 穴あけ・切欠き加工
 レールや取付金具の位置に合わせて穴をあける。
 NCマシンによる自動化が進む一方、特注品は手加工が命。

3️⃣ 曲げ・組立
 コーナー金具・ピン・ビスで四方を組み上げ、直角を確認。
 “直角”が出なければ、ガラスもパッキンも正しく収まらない。

4️⃣ シーリング・ガスケット挿入
 気密性を確保するため、ゴム材を正確に圧入。
 この工程の丁寧さが、防音・断熱性能を決める。

5️⃣ 検査・梱包・出荷
 表面傷・ゆがみ・寸法誤差をチェック。
 現場でそのまま取付できる状態に仕上げて出荷。

「1mmの誤差が、建物全体の快適性を変える」

まさに、精度の世界です。


🔩3. アルミの特性と加工上の工夫

アルミは軽くて柔らかいがゆえに、
加工時の“熱”や“力の掛け方”で変形しやすいという特徴があります。

そのため現場では、

  • 切断時に冷却エアを併用

  • 曲げ加工はテンションバーで反り防止

  • ネジ締めトルクを一定管理

といった緻密な調整が欠かせません。

さらに、最近では3D CADによる展開設計が主流となり、
加工精度と納期の両立が進んでいます💡


🌈4. 断熱・遮音などの性能向上

現代の住宅では、「サッシは外観部品ではなく性能部品」とも呼ばれます。

  • 断熱性能(Low-E複層ガラス+樹脂スペーサー)

  • 防音性能(防音パッキン+気密構造)

  • 防犯性能(クレセント錠+強化ガラス)

これらの要素を、わずか数ミリの誤差で設計・加工しているのです。

つまり、サッシ加工とは
“建物の温度と静けさをデザインする仕事”とも言えます✨


🧭5. まとめ

アルミサッシ加工は、
機械と人の感覚が融合する“職人のものづくり”です。

美しさ・精度・耐久性。
そのすべてを兼ね備えた一枚の枠が、
住む人の快適さを支えています。

 


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シンワのよもやま話~高断熱・遮音・大型化・スマート化を現場知で解く ️~

みなさんこんにちは!

シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!

 

 

さて今日は

シンワのよもやま話~高断熱・遮音・大型化・スマート化を現場知で解く ️~

 

“売れる窓/長持ちの窓”に仕立てるかを具体策でまとめます。**新築・リフォーム・非住宅(商業・医療・学校・工場)**それぞれのツボを押さえ、クレーム未然防止・施工連携・DXまで視野を拡げます。


1️⃣ 省エネ・断熱:U値を下げる“総合格闘技” ❄️

サーマルブレイク+Low-E複層ガラス(Ar/Kr封入)+ウォームエッジスペーサが定番。

  • 枠の断熱:樹脂ストラットの厚み・本数・位置線熱貫流を抑制。

  • ガラス選定日射取得型/遮熱型を地域別・方位別に最適化。南面は冬の日射取得、西面は夏の遮熱が効く。

  • 気密2段気密+可変気密材風圧域でも漏気を抑える。

現場Tip:枠と壁の取り合い断熱を軽視しない。発泡ウレタンの“閉孔率”や防湿シートの重ね代をディテールに落とし込むと、窓だけ良くて周りで結露を防げます。


2️⃣ 遮音:数字(dB)を“体験”に変換する

  • ガラス厚非対称(例:8+12A+5)で共鳴周波数の分散

  • 合わせガラス(中間膜)で中高域の吸収

  • 枠の空洞共鳴吸音材・断面リブで鈍らせる。

  • すきま風=低域ショートパス二段気密+重なり寸法で遮断。

営業トーク:“道路騒音が人の会話に落ちる”という比喩が刺さる。実機デモ+スマホ騒音計で体感を売る。


3️⃣ 非住宅・大型化:美観と施工性の両立

商業・教育・医療では見付が細い大開口が求められます。

  • スリム見付内蔵補強(スチールインサート)/高強度アルミで剛性確保。たわみL/250〜300を目標に。

  • ユニット化:工場でサッシ+ガラス完成体ユニット輸送→現場は吊込みのみ。工期短縮・品質安定

  • 耐風圧・地震支点可動/スリップディテールで地震時のガラス縁応力を逃がす。

現場Tip:ガラス吸盤の吸着面養生搬入動線の段差解消を設計に織り込む。最後の10mが事故の8割。


4️⃣ リフォーム市場:1日で“体感”を変える

  • カバー工法:既存枠を活かし、室内側に新枠解体粉じん・騒音↓/工期↓

  • 内窓(インナーサッシ)既存+内窓空気層断熱+防音。結露は枠の断熱ライン連続性に注意。

  • 玄関・勝手口採光+断熱+防犯の三立。ディンプル錠/CP部品で安心感を可視化。

営業Tip:**“電気代グラフ”より“結露の拭き取り回数ゼロ”**の方が刺さるお客さまが多い。生活価値を言葉に。️


5️⃣ 雨仕舞い:水は“勝手な方向”に流れる ️

  • 一次防水(外装)→二次防水(サッシ)→室内三段論法

  • 水返し・ドレインアップ・逆勾配NGを図面で赤入れ徹底。

  • シーリング二面接着押え圧の数値化(テープ厚・プライマー銘柄)。

失敗学:「ドレイン穴はあるのに漏れる」→**穴の“出口側が負圧”**で吸い上げ。通気バランスを作ると止まる。


6️⃣ 防犯・安全:見えない安心を仕込む ️

  • ラミセーフ合わせガラスで貫通遅延。

  • 面付けクレセント→鎌錠化でこじ破り耐性。

  • 内障子のクレセント高さ子ども手の届かない位置に。

  • 指はさみ防止:引違いの重なり形状/ストッパで挟圧抑制。
    “見えにくい安全”を可視化すると、選ばれやすい。


7️⃣ 美観・意匠:細い・影がきれい・色がもつ ️

  • 見付20〜25mm級でも剛性は諦めない——入隅リブ+高強度材で支える。

  • 影の設計立体的な見付段差日射影を美しく。

  • カラーマット系粉体/3分艶汚れ・指紋が目立たない。

営業Tip:外壁サンプル×見付カラーリアル組合せを常備。**“持ち帰りOKの小片”**が成約率を上げる。


8️⃣ クレーム未然防止:よくある“3大原因”と対策

  1. 開閉渋い角出し不良/戸車高さ違い/パッキン伸ばし貼り。→角出し治具化/戸車選定統一/パッキン突き当て徹底

  2. 結露する枠-壁取り合い断熱欠落/ガラス選定ミスマッチ。→断熱連続ディテール周知/方位別ガラス表を営業に配布。

  3. 漏水逆勾配/三面接着/ドレイン詰まり。→施工前チェックシート/二面接着教育/ドレインキャップ形状見直し

仕組み:不具合票の“タグ”(原因分類)を統一し月次でParetoトップ3に集中投資。


9️⃣ DX・標準化:強い現場は“同じやり方”で速い ️

  • 部材QRロット/加工履歴/検査写真を紐づけ。現場でスマホ照合取り違いゼロ

  • **治具の“設計番号”**を図面に明記→誰でも同精度

  • 動画SOP30秒クリップ1工程1ポイント

  • クラウド図面最新版一元管理、“古図施工”を撲滅。

効果:再手直し−30%/仕掛在庫−15%/クレーム−40%(当社事例イメージ)。


サステナブル:軽く・長く・直せる ♻️

  • リサイクル含有Alの採用、粉体塗装の回収率向上。

  • 分解性設計(DfD):現地でパーツ交換しやすいねじ止め主義

  • パッキン規格統一10年後も入手可に。

  • 省梱包・リターナブル緩衝材——廃棄費用は“見えないコスト”。

営業トーク:LCC(ライフサイクルコスト)とCO₂二軸グラフで“長く安い”を説明。


1️⃣1️⃣ 人材育成:暗黙知を“共有知”に変える

  • 段取りボード今日の不良ゼロ目標/危険予知をチームで声出し。

  • **新人には“角出し一発治具”**を渡し、成功体験を1日目に

  • ベテランの“音・匂い”講座——刃先の鳴き/焼け臭を言語化。

  • **評価は“速さ×再現性×安全”**の三点。

現場の“かっこよさ”を言葉にすると、採用力が上がる。


1️⃣2️⃣ 事例スナップ:南面大開口×海風地域のケース

  • 課題飛来塩分/夏季日射/冬季西風

  • フッ素焼付(海浜)遮熱Low-Eサーマルブレイク二重

  • 施工二次防水連結ディテール下枠ドレイン増設

  • 結果結露クレーム0/夏室温−2.5℃体感(空調設定同条件)。

学び:枠-壁取り合いを最初に決めると、半分勝ち


まとめ:売れる・長持ち・安全——“三方よし”の窓づくりへ

アルミサッシ加工は、ミリの世界を積み重ね、水・熱・音の現象を御し、人の生活価値に変える仕事です。

  • 売れる:体感価値(静か・暖かい・明るい)をデモと言葉で届ける。

  • 長持ちサーマル・気密・雨仕舞いディテールとSOPで守る。

  • 安全治具化・標準化・教育で“同じ良品”を高速に量産する。
    図面の一本線が、暮らしの一日を変える。その手応えを、次の一本でさらに確かなものにしていきましょう。✨

 

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シンワのよもやま話~押出材が窓になるまでの全工程をほどく ✨~

みなさんこんにちは!

シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!

 

 

さて今日は

シンワのよもやま話~押出材が窓になるまでの全工程をほどく ✨~

 

アルミサッシ加工業は、「押出材」という無垢の棒や形材に“図面上の理想”と“暮らしの使い勝手”を同時に宿す仕事です。軽さと剛性、耐食性、加工性を兼ね備えたアルミは、住宅・オフィス・商業施設・工場・学校……ありとあらゆる建物の“顔”を形づくります。けれど、ショールームで輝く窓も、現場で雨風を受け止める窓も、その裏側には精密加工・組立・試験・物流・施工連携という膨大な段取りが存在します。本稿では、押出→切断→切欠き→穴あけ→塑性加工→表面処理→熱樹脂(サーマルブレイク)→組立→検査→梱包→出荷までを、現場目線で一気通貫に解きほぐします。


1️⃣ 押出材の理解から始める:合金と形状が“窓の性格”を決める

アルミサッシの母材は、多くが6000系(例:6063、6061)。Mg-Si系は押出性◎/耐食性◎/熱処理で強度調整可というバランスの良さが武器です。

  • 形状設計:ガラス溝、パッキン溝、ドレイン経路、ねじれ止めの二次曲げ剛性を押出断面で確保。

  • 押出歩留まり:ダイスの寿命、肉厚ムラ、口開き防止。**設計段階で加工性(切欠き余地・治具逃げ)**を織り込むことが後工程の命綱。

  • 寸法公差:±0.2〜0.5mmの世界で、**相手部材(スチール下地・木枠)**との“はめあい”を先読みします。

現場Tip:断面に“縦リブ”をさりげなく足すと、曲げ剛性↑/ねじれ耐性↑。同時に放熱フィンとしても効き、陽射しの熱だまりを抑えられます。


2️⃣ 切断の品質=以降すべての品質 ✂️

切断角度±0.1〜0.2°/長さ公差±0.3〜0.5mmを狙うと、組立での“ねじれ矯正”が激減します。

  • 丸鋸+超硬チップ:バリ低減、潤滑切削で刃寿命↑/面粗度安定

  • 低温切断:夏場は素材温度上昇で伸びる→ミスト冷却・定尺補正で対処。

  • バーコード管理:切断時にロット・長さ・工程先を付与し、取り違いゼロへ。


3️⃣ 加工(切欠き・穴あけ・曲げ):ミリ以下で“機能”が立ち上がる

  • 切欠き:戸車・クレセント・ストライク受けなどの逃げ。NCルータ/パンチング位置再現性を担保。

  • 穴あけリベット・ビス・水抜きドレイン。ドレインはφ3〜5mm×複数段毛細現象対策

  • 曲げローラーベンダ/プレス見付(みつけ)側の美観を崩さず、回復ばねを見越した型取り。

  • サーマルブレイク前提の“分割加工”内外分割後に樹脂(ポリアミド)で連結する前提なら、加工順序の逆転が発生。治具は二系統用意。

現場Tip:切粉(スワーフ)管理は品質×安全×機械寿命の三方よし。真空吸引+静電気対策で夏の付着地獄を回避。⚡


4️⃣ 表面処理:見た目だけじゃない“耐久の皮膚” ️

  • 陽極酸化(アルマイト)硬化層+耐食、クリア〜ブロンズ。封孔処理で染料の退色を抑制。

  • 粉体塗装:厚膜で耐候・耐チッピング、色自由。端面アースと**膜厚(70〜100μm)**の均一化が勝負。

  • フッ素系焼付:海浜・高紫外域での超耐候。コストと納期のバランス設計が鍵。
    表面処理前の脱脂・化成処理が甘いと、ブリスター・ピンホールが後から“花咲く”——前処理はケチらない。


5️⃣ サーマルブレイク:結露を断つ“目に見えない断熱” ❄️

内外のアルミを樹脂で絶縁し、**熱橋(ヒートブリッジ)**を遮断。

  • ストラット方式:内外形材にポリアミドストラット圧入→ロールクリンチ

  • 樹脂注入方式:形材にポリウレタン発泡を流し込み固着(海外では根強い)。
    U値改善/結露抑制はもちろん、遮音・振動減衰にも副次効果。

現場Tip:内外の長さ差(バイメタル効果)をモデル化し、夏冬の反りをシミュレート。長辺サッシの気密線の追従が安定します。


6️⃣ ガスケット・ビード・コーキング:水は“細いところ”から来る

  • ガスケットEPDM/シリコーン押さえ圧1.0〜1.5mmで設計。寒冷地硬化/高温軟化を見越したデュロメータ選定。

  • グレージングビードガラス見込みに対し均等荷重で“面シール”。

  • コーキング二面接着が基本、バックアップ材で三面を避ける。プライマーの塗り忘れは漏水の典型。
    ドレインアップ(溝の立ち上がり)を適所に入れ、毛細上昇を遮断。


7️⃣ 組立:矩(かね)を出す=歪まない・鳴かない・漏らさない

  • 角継ぎコーナー金具+ピン+ビス/圧着機対角寸法差0.5mm以内で“矩”を出す。

  • 可動部戸車・ヒンジ・クレセント締結トルクを規定化。過締め=摺動不良の元。

  • 気密材貼り継目の“逆目”に注意、無理に伸ばさず突き当てで。

  • ガラス入れスペーサー(セッティングブロック)で荷重分配片寄り破損を防止。


8️⃣ 検査・試験:数字と言葉で“良品”を定義する

  • 外観1m離れて斜め45°で傷・打痕・色ムラをチェック。

  • 寸法・対角ゲージ・治具で即時判定、再調整のしろを残す。

  • 機能開閉力(N)/戸車走行音(dB)/施解錠の均一性。

  • 気密・水密(社内試験):簡易ブースで散水+加圧漏水位置の特定→対策ナレッジ化
    検査票+写真をセットでクラウド保存。トレーサビリティはクレームの盾であり改善の地図でもあります。️


9️⃣ 梱包・物流:最後の1mで全てが決まる

  • 角当て+二重ラップ緩衝材はリターナブルへ。

  • 立て積み基準見付の弱い面を避ける/振動方向に梁を向ける

  • 現場時間指定:レッカー手配・監督在席時間とピン留め

  • 雨天時:仮設養生+置き場の“水勾配”を確保。
    「梱包はコスト」ではなく品質工程
    。ここを磨くと歩留まりと信頼が同時に上がります。


施工連携:工場の“良品”を現場の“良品”へ ️

  • 開口寸法と下地誤差±5mmを超える現場はスペーサー・シムで吸収設計。

  • 防水一次防水(外装)×二次防水(サッシ)の連結ディテールを事前合意。

  • 引渡しチェッククレセント位置/戸車調整/気密材の“継ぎ目”を立会いで。
    現場の“想定外”は共有フォーマット
    で回収し、設計へフィードバック。ループを回すほど強くなるチームです。


まとめ:アルミサッシ加工は“ミリと水と熱”の設計学

押出の線一本、ドレインの小さな穴一つ、ガスケットの硬さ1°——微差の集合が、10年、20年先の快適を決めます。ミリの設計/水の経路/熱の橋を断つ。その三題を、図面・治具・手順・記録で支えるのが加工現場の誇りです。
次回は、リフォーム・高断熱化・大型建築・スマート化まで視野を広げ、売れる設計・長持ちのコツ・現場クレームの未然防止を深掘りします。

 

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シンワのよもやま話~やりがい~

みなさんこんにちは!

シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!

 

 

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シンワのよもやま話~やりがい~

 

ミリ単位の精度で、暮らしの質を底上げする仕事

アルミサッシは、ただの“枠”ではありません。断熱・遮音・採光・防犯・換気――建物の快適性と安全性の多くが、窓・建具の性能と納まりで決まります。
工場で形材を切り、穴を開け、表面を仕上げ、ガラスや金物と組み上げる。現場に届け、躯体と一体に納める。その全行程を支えるのがアルミサッシ加工業です。ここには、ものづくりの手応えと社会的な意義が凝縮されています。今日は現場目線で「やりがい」を10の観点にまとめます。


1|形が街に残る、成果が見える

完成した建物の前を通るたび、「このファサードのライン、あのコーナーは自分たちが納めた」と実感できます。住宅の内窓から超高層の大判サッシまで、手をかけたものが何十年も使われ続けるのは、ものづくり冥利に尽きます。


2|“数字”で暮らしを良くする手応え

U値、η値、気密等級、耐風圧、遮音等級――性能が数字で示される世界です。
「窓を替えたら結露が止まった」「テレワークの音問題が解決した」など、生活の不満が指標と改善で結び付く。成果が可視化できるから、改善・提案のやりがいも大きい。


3|ミリ単位の精度を積み上げる快感

切断長±0.5mm、穴位置±0.3mm、直角度・平面度の管理、パッキンの角処理、ドレインの通り…小さな精度の積み重ねが、スムーズな開閉や水密に直結します。
「良い納まりは触っただけで分かる」――手に伝わる精度を日々磨けるのは職人冥利です。


4|“図面の矛盾”を解きほぐす知的パズル

意匠・構造・設備の要件が交錯する開口部。納まり図に潜む矛盾を見抜き、代替ディテールで“現実解”をつくる
たとえば「外壁の通気層を切らずに二次防水を連続させる」「意匠見付けを保ちつつ下端の水切り勾配を確保する」など、設計と現場をつなぐ翻訳力が光ります。


5|デジタル×手仕事のハイブリッドが面白い

BIMから開口属性を取り込み、CAD/CAMでマシニングを回す一方で、最後の仕上げは手
CNCのネスティング最適化、バーコードでの部材トレース、画像検査の導入…。先端と手仕事の境界に立てるのは、この業種ならではの醍醐味です。


6|“安全・品質で守る”社会的意義

強風・豪雨・地震・侵入に対し、窓は建物の弱点にも砦にもなる部位。
適切なアンカー、耐風補強、ガラス仕様、防火・防煙配慮――見えない安全を確実に仕込む責任は重い。しかし、その分だけ誇りが持てます。


7|お客様の声がダイレクトに届く

新築の引き渡し、リフォームの内窓取り付け…。
「朝の冷え込みが違う」「子ども部屋が静かになった」――生活者の変化が目の前で起きる。B2Cの近い距離感は、日々の励みになります。


8|チームで達成する一体感

設計事務所・ゼネコン・ビルダー・ガラス屋・シーリング・運搬・現場監督…多職種で一つの納まりを作る
工程表を共有し、スロット搬入を合わせ、吊り込み・墨出し・シールまで連携。**時間に“間に合わせる”のではなく“間に合うように設計する”**チームワークに、現場ならではのやりがいがあります。


9|キャリアの広がりが見える

  • 加工スペシャリスト:治具設計、段取り改善、品質基準の整備

  • 現場エンジニア:納まり提案、工程・安全、クレームの根因解析

  • プリセールス/積算:性能・コスト・工期の最適解提示

  • デジタル推進:BIM連携、トレース、検査DX
    手を動かす力も、設計・提案力も伸ばせる多彩なキャリアが用意されています。


10|地域と地球に効く“実装型サステナ”

内窓やカバー工法で既存ストックの断熱を底上げし、エネルギー費の削減や健康被害の軽減に貢献。
再生アルミや低VOC塗装、リターナブル梱包、現場のごみ削減など、日々の選択が確実にCO₂を減らす。社会課題の解決を“製品で実装”できる達成感があります。


ちいさなケーススタディ:やりがいが生まれた瞬間

課題:築35年の集合住宅。冬の結露・カビと騒音に悩む。
対応:内窓+Low-E複層、引違い上枠の気密アジャスト、ドレイン清掃と下枠レベル調整、居室ごとに把手高さを最適化。
結果:結露ほぼ解消、夜間騒音も体感で1段階低下。住民アンケートで「寝付きが良くなった」「朝の暖房立ち上がりが早い」。
やりがい数字(U値・等級)と暮らしの実感が一致したとき、チーム全員に“手応えの拍手”が届きます。


やりがいを支える3つの習慣(現場Tips)

  1. 納まりはA4一枚に:断面スケッチ+寸法+防水の連続性+固定位置。誰が見ても迷わない。

  2. 検査は“数値+写真”:寸法・直角度・膜厚・気密測定値と、危なかった箇所の写真をロットQRに紐づけ。

  3. 工程は“時間で合流”:搬入スロット予約、仮置き動線、吊り込み順。時間の設計が現場のストレスを消します。


新人さんへ:最初の90日で身につけたいこと

  • 道具の基礎:トリマ・マシニング・タップ・リベット・トルク管理

  • 防水の原則:一次・二次の連続、上勝ち、逃げ勾配、ドレインの通り

  • 安全の型:刃物・切粉・耳栓・手袋、昇降足場の基本

  • 言葉の共通化:納まり記号、アンカー種、ガラス記号、パッキン名
    最初に**“言葉と原則”**を掴めば、現場の理解が一気に進み、やりがいの速度も上がります。


結び――“窓を変えると、暮らしが変わる”

アルミサッシ加工業のやりがいは、精度×安全×性能で日常をよくするところにあります。
手で触った一枚が、家庭のあたたかさや静けさ、街の美しさ、建物の寿命をそっと支える。
今日は一本の切断、ひとつの穴位置、一本のビス。その小さな正確さが、明日の大きな快適をつくります。
この仕事は、誇れる。あなたの手が、確かに世界を少し良くしています。

 

 

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シンワのよもやま話~変遷~

みなさんこんにちは!

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シンワのよもやま話~変遷~

 

工場で押出されたアルミ形材が、切断・加工・表面処理・組立を経て一つの窓・建具となり、街の熱環境と暮らしの安全を支えます。
そのアルミサッシ加工業はいま、性能要求の高度化脱炭素の潮流デジタル化、そして**既存ストックの改修需要(リノベ)**という四つの波を同時に受けています。本稿では、現場と経営の両方の視点で「何がどう変わり、何に備えるべきか」を整理します。


1|社会の変化が“窓”に集約される

  • 省エネ・健康志向:断熱・気密の底上げは、エネルギー費用の高止まりや健康被害(結露・カビ)対策とも直結。窓は外皮の“弱点”から“主役”へ。

  • 災害・レジリエンス:台風・線状降水帯・猛暑が常態化。耐風圧・水密・遮熱・日射制御への要求が上がり、可動ルーバーや外付け日射遮蔽の組み合わせ設計が増加。

  • 人口動態と働き方:人手不足のなかで現場工期は短縮傾向。ユニット化・プレ組立が進み、加工側に“現場段取り力”が求められる。

  • 既存ストックの刷新:新築偏重から、既存住宅・オフィスの**断熱改修(カバー工法・内窓)**が主戦場に。共用部や意匠制約の強いマンションで“納まり妙技”が価値になる。


2|性能の高度化:断熱・気密・耐風・遮音の再定義

  • 断熱サーマルブレーク(樹脂障子・樹脂スペーサ等)+Low-E複層は標準に。寒冷・準寒冷地や高性能住宅ではトリプル/真空複層への置き換えが進む。

  • 気密・水密:パッキン材の材質・形状最適化、角部処理・ドレイン経路の設計が歩留まりを左右。検査は差圧・散水・外観の三点で数値化。

  • 耐風圧:中高層・海岸部・開口大判化に伴い、補強リブ・中桟・金具強度の見直しとアンカー・躯体連結の標準図が必須。

  • 遮音・防犯合わせガラス+中空層の組合せやCP性能を“物件仕様”としてパッケージ化。騒音・侵入・プライバシーの三題噺を同時に解く。


3|表面処理と意匠:長寿命化とメンテ性

  • アルマイト:耐候・耐食性は高いが色域は限定。建築意匠との調和に粉体塗装を併用し、フッ素系粉体で塩害地に対応。

  • 塗装環境六価クロムフリー低VOC回収・再利用のプロセス整備が評価項目に。塗膜厚・付着性・色差はロットで記録。


4|デジタル化:一品生産を“量産の精度”で

  • BIM連携:建築モデルから開口情報を取り込み、品番・サイズ・性能属性を自動展開。干渉チェックや躯体納まりを前倒しで解決。

  • CAD/CAM・CNC:切断、マシニング、端面加工、穴あけ、タップをNCプログラムで一気通貫バーコード/RFIDで部材トラッキング。

  • 歩留まり最適化:**ネスティング(取り都合)**自動化で端材率を削減。形材端材は再ロット化し“部材バンク”で可視化。

  • 品質トレース検査値・膜厚・気密測定・外観NG写真をロットQRに紐づけ、引渡し書類をデジタルで提供。


5|工場の変革:人手不足下の“段取り勝負”

  • セル生産×治具化:型替え時間(SMED)を短縮し、短尺多品種でもタクトを維持。位置決め治具・自動ネジ締め・自動切粉回収でムダとケガを同時に減らす。

  • 教育と安全:新人立上げは15〜30分の動画SOP+現場OJT。切粉・バリ・耳栓・エアブローなどヒヤリハット共有を日常化。

  • 外注戦略:繁忙期は組立ユニットの外注表面処理の分散でボトルネックを解消。品質境界(検査項目・責任分界)を文章化する。


6|サプライチェーンと環境:再生材・LCA・EPD

  • 再生ビレット(PCR)再生材比率の明示が入札・民間発注の評価軸に。外観安定のため“見え掛り/非見え掛り”で層構成を設計

  • LCA/EPD:製品のCO₂原単位を算出し、ガラス・金具・搬入距離まで含めた“窓の炭素”を提示。

  • 梱包・運搬フラットパック・リターナブルで廃材削減。ユニット化により現場発生ゴミも抑制。


7|現場側の期待:ユニット化・施工性・工程同期

  • ユニット化シーリング・バックアップ材・金物取付を工場内で完了し、現場は“吊って留めるだけ”。

  • 納まり標準図カバー工法・内窓・躯体補修のバリエーションを図面化し、監督への説明を容易に。

  • 工程同期:搬入はスロット予約、据付はスパン順序でバラして供給。現場のクレーン・ゴンドラと時間で合流する。


8|リノベ市場で勝つ:内窓・カバー工法・共用部対応

  • 内窓:既存枠を活かし断熱・遮音を短時間で改善。段差・方立、カーテン干渉の標準解を持つ。

  • カバー工法:雨仕舞い(上勝ち・二次排水)、既存歪みへの追従躯体アンカーの健全性が肝。

  • マンション:共用部扱いの管理規約解釈承認図一式をセット提案できる企業が強い。


9|スマート&ウェルビーイング:窓の価値拡張

  • 電動開閉・スマートロックCO₂センサー連動換気日射追従のブラインドなどで、窓を“設備”として提案。

  • ユニバーサルデザイン把手高さ・操作力・ソフトクローズ段差3mm以下など高齢者・子どもに配慮。

  • 日射・眩しさ制御可視光透過率の選定と外付け日射遮蔽の併用で、夏のピーク負荷を低減。


10|海外材・価格変動へのレジリエンス

  • 原料価格(アルミ地金・エネルギー)の変動に備え、価格スライド条項やヘッジを検討。

  • 輸入サッシとの競合では、地域の風荷重・塩害・施工慣習への“現地適合”を武器に。アフター対応・納まり支援で差別化。


11|品質保証:数値と証跡で“言える品質”へ

  • 試験耐風圧・水密・気密・遮音・操作力を規格に準拠して測定。試験片と量産品の差異はFMEAで潰す。

  • 検査のDX:外観NGは画像判定+人の最終チェック膜厚・硬度は自動記録。ロットQRに証跡を束ねて引渡しへ。


12|現場で使えるチェックリスト(抜粋)

設計・見積

  • 断熱・気密・耐風・遮音の要求性能を明文化

  • 躯体納まり図(断面)と雨仕舞ディテールを承認取得

  • 施工性(搬入経路・取付手順・足場条件)を見積に反映

製造

  • ネスティング最適化で端材率△%以下

  • 重要特性(寸法・直角度・平面度・穴位置)を自動記録

  • 表面処理ロットの色差・膜厚・付着性OK

現場

  • スロット予約・荷姿・仮置きスペース確保

  • 取り合い部の躯体精度確認(±許容)

  • 防水一次・二次の連続性、ドレイン経路の目視確認


90日アクションプラン

0–30日

  1. 主力3仕様(新築/カバー/内窓)の標準納まり図セットを整備。

  2. 工場の動画SOP(切断・マシニング・組立・検査)を各5〜8分で作成。

  3. ネスティング設定を見直し、端材率のベースラインを確定。

31–60日

  1. BIM連携テンプレ(属性:サイズ・性能・品番)を整備し、設計事務所と試行。

  2. ロットQRで検査値・色差・膜厚・外観写真を紐づけ、デジタル引渡しを開始。

  3. リノベ案件向けに管理規約・承認図の雛形を用意。

61–90日

  1. 再生材比率・LCAの簡易EPDシートを作成(対外説明用)。

  2. 現場搬入はスロット予約+ユニット化を2件で実証。

  3. クレーム上位2件(例:傷・雨仕舞)をFMEA→恒久対策で閉じる。


結び:窓は“外皮の穴”から“建物のOS”へ

アルミサッシ加工業は、もはや“形材を切って組む”だけの産業ではありません。
性能(断熱・気密・耐風)を設計し、脱炭素を数字で語り、デジタルで一品生産を回し、リノベを工程で支える。
この四拍子をそろえた企業が、価格競争から価値競争へシフトします。

次の物件で、まずは「納まり標準化」「ユニット化」「デジタル証跡」の三点から。
窓を変えれば、建物の未来が変わる。 その主役は、現場と工場をつなぐあなたの段取りです。

 

 

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