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みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~一人前までの道のり~
ということで、アルミサッシ加工業者で“一人前”になるまでにどのような過程を経るのかを、現場目線で深く掘り下げます。
住宅やビルの外観・機能性を左右する「アルミサッシ」。この精密加工を担う職人の世界では、知識・技術・感覚を総動員して、わずか数ミリのズレも許されない作業が求められます。
切断機、プレス機、ボール盤、溶接機の基本操作
アルミ材の特性(軽さ・変形・傷つきやすさ)を理解
保護具(手袋、ゴーグル、安全靴)の着用
加工中の巻き込み・指詰めなどへの注意力
この時期は、「焦らず、正確に、安全に」を身体に染み込ませる期間です。
図面を読み解き、各部材を正確に切断・穴あけ・組立
公差(±〇mm)の概念を理解し、測定工具(ノギス、スケール)を使いこなす
無駄な切断や組み直しを避けるため、「段取り8割」の考え方が重要
製品ごとのクセ(たわみや反り)を経験から学ぶ
一人前の職人に近づくにつれ、「考えて動く」ことが求められるようになります。
現場寸法との違いを発見し、自ら修正指示を出せるように
加工順の変更や補強部材の工夫など、臨機応変な対応力が問われます
作業の指導や後輩のサポートを行う中で、自身の理解も深まる
現場や営業とのコミュニケーションが増え、「橋渡し役」としての役割も担うように
一人前と認められる職人には、次のような力が備わっています
精度:どんな製品でも誤差なく仕上げられる
スピード:加工時間を見積もり、納期に間に合わせられる
信頼:後工程(組立・現場施工)までを考慮した加工ができる
また、CAD図面を読み取り、3Dモデルや加工データへの理解があることも今後の必須スキルとなっています。
多くの業者では、約3~5年で一人前と認められることが多いです。ただし、それは単なる年数ではなく、以下のような積極性が必要です
「どうすればミスが減るか?」と常に工夫する姿勢
機械任せにせず、“手と頭”で考える感覚を養う
周囲との連携を大切にし、現場全体を意識する視野
アルミサッシ加工職人の一人前への道のりは、単なる技術習得ではなく「ものづくりへの誇り」と「社会インフラを支える責任感」を身につけるプロセスです。
精密で美しい仕事を極めたい方、自分の手で社会に貢献したい方には、まさにぴったりの職種です。
みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~3D図面~
ということで、アルミサッシ加工業者が3D図面を活用することによるメリットや現場での変化について、深掘りしていきます。
住宅やビルの開口部に欠かせない「アルミサッシ」。この製品は、軽量・高強度・耐食性という特性に加え、ミリ単位の精度と美観が求められる加工品です。そんな高精度なものづくりを支えるツールとして、近年注目されているのが「3D図面(3D CAD)」の導入です。
従来は2D図面が主流で、平面の設計図からパーツの寸法を割り出し、職人の熟練技で組立を進めるのが一般的でした。しかし、近年では製造現場の属人化リスク・ミス削減・納期短縮の観点から、3D図面が導入されています。
フレーム断面の構造を立体で確認可能
異なるパーツの嵌合性・クリアランスの事前検証
材料取りや加工指示の自動化にも対応
3Dモデルでの部品設計により、組み合わせ部分の干渉・ズレ・たわみの事前確認が可能になり、加工時の手直しや再加工のリスクが大幅に低減します。
現場作業者、営業、設計、外注業者間で同じ3Dモデルを共有できるため、認識のズレがなくなり、説明や確認作業の時間が短縮されます。
3D図面を活用して、加工順序や組立順を視覚化することで、作業の効率化やミス防止に大きく貢献します。
3D図面は単なる「可視化ツール」ではなく、CAM(コンピュータ支援製造)との連携による自動化にも活用され始めています。
切断長さ、穴あけ位置、切削角度を正確にデータ出力
NC工作機械やパンチングマシンへの自動指示
加工工程の統一・均質化による品質向上
このような「3D→CAM→加工機」の流れが、次世代のサッシ加工現場を支えています。
3D CADソフト(SolidWorks, AutoCAD, Fusion 360など)の導入コスト
操作スキルを持つ人材の育成
図面テンプレートやパーツライブラリの整備
現場作業者への簡易3Dビューアー提供
小規模でも使いやすいクラウド型CADの活用
3D図面は加工現場だけでなく、営業活動やアフターフォローにも活用の幅が広がっています。
顧客に対して完成イメージを3Dで提示(受注率UP)
リフォーム・メンテナンス時の設計再利用
BIMとの連携による建築全体との整合性管理
アルミサッシ加工業における3D図面の導入は、精密なものづくりの“質”を飛躍的に高めるツールです。製品の高機能化、短納期対応、多様な顧客ニーズに応えるため、3D図面の活用は今後ますます重要な位置を占めるでしょう。
みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~チェック項目~
ということで、今回は、アルミサッシ加工者が図面を確認する際にチェックすべき具体項目と、見落とすとトラブルにつながる注意ポイントを深掘りしてご紹介します。
アルミサッシの加工において、図面は“命綱”です。設計図の寸法や仕様を読み誤れば、たとえ職人技で仕上げたとしても、現場では「入らない」「締まらない」「漏れる」といった致命的な問題が発生します。
加工ミスを未然に防ぐ
現場収まりの整合性を確保する
部材手配や機械設定を正確に行う
製品不良・クレーム・納期遅延を防止
図面チェックは「単なる確認作業」ではなく、加工の品質と会社の信用を守る工程です。
項目 | 内容 | 注意点 |
---|---|---|
外枠寸法 | 高さ×幅、方立て数 | 躯体開口寸法とのクリアランス確認 |
見込寸法 | 枠の厚み方向の寸法 | 壁厚・断熱層との干渉確認 |
切断寸法 | 枠材・障子材それぞれの長さ | 組立後の全体寸法が設計通りか |
金物位置 | クレセント・戸車・補強材など | 取付穴の位置・下地の有無 |
開閉方向 | 引違・片引・FIX・内倒しなど | 開口部と動線の整合性必須 |
ガラス仕様 | 厚さ・種類・ガス入り・Low-Eなど | 重量・パッキン種別も確認 |
取合い寸法 | 外壁・タイル・水切りとの干渉部分 | 実測値との差異に注意 |
→ 製品寸法=開口寸法 – クリアランスを見誤ると「枠が入らない」
→ 「図面はFIXなのに建具表は片引き」「色番が違う」などの変更漏れに要注意
→ 切断公差・穴あけ寸法の微差で組み上がらない、またはがたつき・漏水の原因に
→ 方立て・戸車・クレセントの位置関係が不正確で戸が閉まらない
設計図+建具表+部品表を照合
開口寸法(実測)とのすり合わせ
加工リスト(切断表・部品表)への転記
ダブルチェック(別担当者による)
必要に応じて製造責任者・現場監督と確認会
寸法ミスが起きやすい箇所に「赤枠・黄色ライン」などで注意喚起
同一現場内でサイズが類似した枠はカラー分類して誤配防止
材料カット順と機械設定条件を図面に併記
失敗例 | 損失内容 |
---|---|
ガラス寸法違い | ガラス再発注・納期遅延・信用低下 |
組立後の全幅誤差 | 枠組みやり直し・現場施工不能 |
戸当たりズレ | 納品後のクレーム・再訪修理対応 |
開閉方向の誤認 | 製品全数再製作・工場ラインストップ |
加工者の図面確認精度が、そのまま製品の信頼性を決めるのです。
アルミサッシ加工者にとって図面確認とは、図面をただ「見る」のではなく、そこから必要な情報を「読み取り」「意図を理解し」「不備を先回りして防ぐ」ための専門的技術行為です。
“図面の読み違いは製品そのものの失敗”。だからこそ、一枚一枚に真剣に向き合う姿勢がプロフェッショナルとしての評価につながるのです。
みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~図面の書き出し~
ということで、今回は、アルミサッシ加工者にとっての図面の書き出しがなぜ欠かせないのか、どのようなリスクを防ぎ、現場での信頼を得るためにどう役立つのかを深掘りして解説します。
アルミサッシは、住宅・ビル・店舗などあらゆる建築物に使われる精密建材です。そしてその加工には、設計図から必要情報を抜き出して「加工用の指示図面」へと展開する、“図面の書き出し”作業が極めて重要です。
図面の書き出しとは、建築設計者が描いたサッシ図・建具表・納まり図などをもとに、実際の加工・組立・施工に必要な寸法・形状・部品情報を抜き出して整理する工程です。
主な書き出し内容
サッシの見込・方立て・中桟の位置
枠・障子それぞれの切断寸法・加工位置
ガラス寸法・パッキン形状
建築躯体との取合い寸法
つまり、“設計意図を現場の寸法に翻訳”する作業です。
アルミサッシは精度の誤差が数ミリでも施工不良に直結する繊細な建材です。書き出しにミスがあると、以下のような問題が発生します
開閉不良(戸当たりがズレる/カギが閉まらない)
現場躯体と合わない(枠が入らない)
排水勾配ミスによる雨漏り
ガラスの発注ミス(寸法違い・割れリスク)
クレーム・再製作・工期遅延・コスト増
つまり、書き出しは“ミスを未然に防ぐための加工前チェック機構”なのです。
チェック項目 | 内容 | 注意点 |
---|---|---|
外枠寸法 | 開口寸法とクリアランス確認 | 躯体との取合い+シーリング厚さを考慮 |
枠・障子の切断寸法 | 加工長・止まり位置 | ピタ留め/斜め切りなど加工法に応じて調整 |
水切り・下枠勾配 | 防水・水返し処理 | 結露・雨漏り対策として最重要 |
金物・戸車・クレセントの位置 | 加工穴寸法・下地補強 | 寸法ミスで現場修正不能になる危険 |
建具表との整合性 | 仕様・色・型番 | 設計変更の見落としに注意 |
正確な図面書き出しを行うことで、以下のような利点があります
加工の効率化:迷いなく寸法通りに切断・組立できる
現場での収まりが良い:無理な調整や削り作業が不要
施工スピードアップ:段取り時間が短縮される
クレーム防止:施工後のトラブル率が激減
顧客からの信頼獲得:職人としての評価が高まる
図面の書き出しには、設計図を読む力に加え、以下のスキルも必要です:
建築現場の収まりに関する知識
加工機械の特性を理解した寸法調整
現場監督や職人との意思疎通力
変更図・最新図の更新管理
経験豊富な加工者ほど、「このまま作ったら現場で困るだろう」という“読み”と“気づき”を持っています。それが真の職人技です。
アルミサッシ加工において図面の書き出しは、製造精度だけでなく、現場との連携、安全性、さらには企業としての信頼までも左右する極めて重要な工程です。
「ただ作る」のではなく、「現場にぴったり合うように仕上げる」ための準備が、図面の書き出しなのです。
みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~流れ~
ということで、今回は、そんなアルミサッシが現場で施工されるまでの流れを、業者目線で詳しく、かつ分かりやすくご紹介します♪
アルミサッシは建物の顔とも言える「開口部」を構成する重要な部材。
その“製品としての完成度”はもちろん、現場で正しく納まり、性能を発揮できるかどうかは、私たち加工業者の仕事にかかっています。
まず最初に行うのが、設計図の受領と確認です。
開口部の寸法・建物の構造・階数
指定品番・メーカー・シリーズ
仕様(複層ガラス、防火/非防火、断熱タイプ 等)
この段階で設計図の不備や不明点を見逃すと、後工程での「手戻り」や「納品トラブル」に直結します。
📌 この時点で現場担当者・設計者としっかり情報を共有するのが、プロの基本。
次に、施工業者・設計士・元請け担当者と詳細仕様の擦り合わせを行います。
枠の形状(段付き枠・片枠・フラット枠など)
ガラスの種類(Low-E、合わせガラス、防犯仕様など)
納まり図と建築の外壁材・サイディングの干渉確認
アルミ色・網戸・格子・開閉方式の確認
💡 「建築の図面」と「サッシメーカーの製品仕様」を翻訳してつなげるのが、加工業者の重要な役割です。
ヒアリングと図面確認をもとに、加工用の図面(サッシ図・製作図)を作成します。
実際の開口部サイズに対するクリアランス(隙間)調整
枠組みの構造チェック(上下枠の重なり/補強材)
取り合い部分の部材選定(アングル・防水シート位置)
📐 この図面が、実際の加工の“命綱”となるため、寸法精度は1mm単位で管理されます。
加工図が確定したら、いよいよアルミ材のカット・組立加工が始まります。
指定メーカーからアルミ材・部品を発注(LIXIL、YKK APなど)
カットマシンで精密に切断(端面の直角精度が命)
組立工程でビス留め・シーリング処理
ガラス工場へ搬送し、ガラスとの組み込み(建具製作)
🔧 加工には「工場の作業者の技術力」+「デジタル管理システム」の両方が必要です。
製品が完成したら、以下を行います
寸法・開閉テスト・傷・汚れの有無を入念に検品
運搬時の破損を防ぐため、角部・ガラス面を丁寧に養生
積込順・搬入経路を考慮してトラックへ積載
搬入時間・ルート・現場対応者との連絡調整
📌 狭小現場や階上搬入がある場合は、ユニック車や人力搬入の調整が必要になります。
現場に製品を納品した後も、加工業者の仕事は終わりません。
現場の職人と設置方法・取り付け順の確認
実際の開口部寸法との微調整・スペーサー調整
防水テープ・シーリング位置の指示
万一の割れ・不良対応の即時サポート
👷♂️ 「図面通りでも現場では納まらない」
そんな時に対応できるのが、現場を理解している加工業者の強みです。
アルミサッシの加工は、単なる「部材供給」ではありません。
寸法の正確さ(1mmのズレが雨漏りに)
開閉の滑らかさ(戸車選定や丁番の精度)
ガラスとフレームの密着度(結露・断熱に関わる)
現場との連携(納期・搬入方法・急な変更対応)
これらすべてが整って、「現場で正しく納まり、長年トラブルなく使えるサッシ」が完成します。
アルミサッシは、建築物の性能・意匠性・快適性に大きな影響を与える重要な部材です。
そしてそのサッシが現場で完璧に納まるまでには、
設計力
加工精度
チーム間の情報共有
施工現場への理解と柔軟性
これらすべてが揃って初めて「本物の仕事」になります。
✅ 戸建て/ビル/施設/リフォームすべて対応
✅ メーカー製品~特注オーダーまで幅広く対応
✅ BIM・CADデータ提供、図面作成のご相談もOK
みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~設計~
ということで、今回は、アルミサッシ加工業の視点から、「サッシ設計の重要性」と「設計時に注意すべきポイント」、さらには最近の設計トレンドと技術進化まで、現場に即した内容を深掘りしてお届けします♪
一見、どれも同じように見える「アルミサッシ」ですが、実はその設計段階での判断と工夫が、建物の性能・見た目・安全性・使いやすさすべてに大きな影響を与えています。
建築においてアルミサッシは単なる「窓枠」や「開口部の縁」ではありません。
以下のような複数の機能が要求される、非常に複雑な構造部材です。
気密性・断熱性・防音性
水密性・耐風圧性
デザイン性・景観との調和
開閉のしやすさ・耐久性
これらの性能を満たしながら、設計図と建物仕様にぴったりと合うように加工するためには、設計段階での正確な検討と調整が不可欠なのです。
開口部のサイズ・方位・形状
建築用途(住宅/商業施設/集合住宅 など)
求められる性能(断熱等級、防火仕様、遮音性能など)
📌 設計者や元請けとの綿密な打ち合わせが、この段階でのズレを防ぎます。
施工図・詳細図をもとにサッシ枠の寸法・構造を決定
取付部材(アングル・モール・パッキン)の仕様検討
納まり図を基にした干渉チェック・雨仕舞の検討
💡 重要なのは「美しく納める」だけでなく、“施工しやすく・長持ちする”構造設計をすること。
採光面積や風圧、重さに応じたアルミ材の厚み・形状を選定
建築地の地域区分に応じた耐風圧計算を行う
📌 特に高層階や沿岸部では強風対策として「中桟」や「補強部材」が必要な場合も。
Low-E複層ガラス、アルゴンガス封入など高断熱仕様
結露リスクの高い環境では樹脂スペーサー・断熱部材の追加
💡 近年は「ZEH」や「断熱等級5〜6」対応の要望が増加中。設計から断熱性能を意識した提案が重要です。
引き違い/開き戸/FIX/折戸など、使用用途に最適な開閉方式
スムーズな動作性と耐久性を両立した金物の選定
重量に応じた戸車やダンパーの選定も
🛠️ 快適性を左右するのは「部品の選定力」と「動作精度」。ここがプロの技の見せ所です。
よくある問題 | 設計ミス例 | 対策ポイント |
---|---|---|
開口部の寸法ミス | サッシが入らない/無理な加工が必要に | 図面との照合を徹底、現場実測を行う |
水漏れ・結露 | 雨仕舞の納まりが甘い、断熱不足 | 結露シミュレーション、パッキン設計 |
開閉不良 | 引き違いで枠がゆがむ、戸車選定ミス | 枠補強+適正部材の選定 |
外観不良 | 色味が建物と合わない、出隅が雑 | 納まり図・カラーサンプルを共有 |
フレームを極力細くし、開口部のガラス面積を最大化
意匠性・採光性が向上 → モダン住宅やホテル建築で人気
断熱性能を最大限に高めるサッシ設計
ガラスの重量増加に対し、補強と開閉機構の見直しが必要
設計データをBIMと連携し、他業種と干渉チェックが可能
自動拾い出し、プレカット加工の効率化
💡 設計段階からBIMデータでやり取りできる業者は、ゼネコン・設計事務所からの信頼が厚いです。
エンジニアリングと職人技、そして建築意匠との融合
それがアルミサッシ設計の本質です。
快適性を支える性能設計
美観と耐久性を両立させる構造設計
工期とコストを意識した施工性
これらをすべて踏まえて提案・設計できるサッシ加工業者が、これからの建築に選ばれる存在です。
一般住宅から大規模ビル案件まで対応
自社設計・自社加工・現場対応まで一貫
BIM対応データのご提供も可能です!
みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~交換時期~
ということで、アルミサッシの交換時期の目安、交換のサイン、最新の高性能サッシへの切り替えのメリット、交換時のポイント について詳しく解説します♪
アルミサッシは、住宅や商業施設、オフィスビルなどに広く使われており、耐久性が高く、適切なメンテナンスを行えば30年以上使用できる こともあります。しかし、長期間使用すると気密性・断熱性の低下、腐食、部品の摩耗 などの問題が発生し、快適な住環境を維持するために交換が必要になります。
アルミサッシの寿命は、使用環境やメンテナンス状況によって異なります が、以下のような目安があります。
アルミサッシの種類 | 耐用年数(交換推奨時期) |
---|---|
一般住宅用サッシ | 20~30年 |
高性能断熱サッシ | 25~40年 |
高層ビル・商業施設向けサッシ | 30~50年 |
樹脂複合サッシ(アルミ+樹脂) | 30~40年 |
🌟 一般住宅では20~30年、商業施設や高層ビルでは30年以上の耐久性が期待される!
✅ 開閉がスムーズでなくなった(動きが重い、異音がする)
✅ 窓枠やガラス周辺に結露が発生しやすくなった
✅ 室内の気密性・断熱性が低下し、冷暖房効率が悪くなった
✅ ゴムパッキン(ガスケット)が劣化し、隙間風が入る
✅ 窓ガラスの曇りや割れ、紫外線による変色が見られる
✅ フレームに錆びや腐食、変形が生じている
✅ 防犯性能が低下し、新しい安全基準に適合しなくなった
⚠ 特に「隙間風」「結露」「開閉不良」は交換のサイン!
✅ 最新のLow-E複層ガラスや樹脂複合フレームで、冷暖房効率を向上
✅ 断熱性能が向上し、夏の冷房・冬の暖房費を大幅に削減
✅ 結露の発生を抑え、カビやダニの発生を防ぐ
🔥 交換後の電気代削減効果は、年間10~30%にもなることも!
✅ 最新の高気密・高断熱サッシは、外部の騒音を大幅にカット
✅ 気密性が向上し、隙間風を防ぐことで快適な室内環境を実現
✅ 住宅密集地や商業施設周辺でも静かな住環境を確保
🔇 特に「交通量の多い道路沿い」「鉄道近く」では防音サッシへの交換が推奨!
✅ 強化ガラスや防犯フィルム対応のサッシで空き巣対策
✅ クレセント錠(防犯ロック付き)の採用でセキュリティ向上
✅ 警察庁推奨の「CPマーク付き防犯サッシ」への交換が可能
🚨 最新の防犯サッシは「こじ開け対策」が施されており、侵入リスクを大幅に軽減!
✅ モダンなデザインのサッシに交換することで、住宅の外観をアップグレード
✅ マンションや商業施設では、リノベーションの一環として採用されることが多い
✅ 資産価値が向上し、売却時の評価も高まる
🏡 美観と機能性の両方を向上させることで、住まいの価値を維持・向上!
✅ 設置環境(寒冷地・沿岸部・都市部)に適した素材・構造を選ぶ
✅ Low-E複層ガラスやトリプルガラスを採用し、断熱性能を強化
✅ 建物の構造に適した開閉方式(引き違い窓・片開き窓・上げ下げ窓など)を選択
🏠 地域や気候に合わせた最適な仕様を選ぶことが重要!
✅ 既存の窓枠をそのまま使う「カバー工法」で短期間・低コストでの交換が可能
✅ 窓全体を新しいフレームに交換する「フルリフォーム工法」は耐久性・断熱性を最大限向上
✅ 工事は1窓あたり約半日~1日で完了するケースが多い
💡 「カバー工法」なら、壁や内装を傷つけずに短期間で施工可能!
✅ 「住宅省エネ2025補助金」など、省エネリフォーム補助金を利用可能
✅ 地域のエコリフォーム助成金を活用し、コストを抑える
✅ 断熱性能向上のための補助金制度をチェック
💰 補助金を活用すれば、交換コストを30~50%削減できる場合も!
✅ アルミサッシの寿命は20~30年、高層ビル向けなら30年以上
✅ 気密性・防音性・断熱性が低下したら交換のサイン
✅ 最新のサッシに交換することで、電気代削減・結露防止・防犯性能向上が可能
✅ 適切な工法(カバー工法・フルリフォーム)を選び、短期間での施工が可能
✅ 補助金・助成金を活用し、コストを抑えたリフォームを実現
🏡 長く快適に住み続けるために、適切なタイミングでアルミサッシの交換を検討しよう!
気になる場合は、専門業者に相談し、最適なリニューアル計画を立てましょう!
みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~耐久性~
ということで、アルミサッシの耐久性を左右する要因、長寿命化のための技術、環境に適したサッシの選び方、メンテナンスの重要性 について詳しく解説します♪
アルミサッシは、建築物の窓やドアに使用される重要な建材の一つです。軽量でありながら強度が高く、耐久性やメンテナンス性にも優れる ことから、住宅・商業施設・高層ビルなどさまざまな建築物で採用されています。しかし、適切な設計や加工、メンテナンスを行わなければ、劣化や破損のリスクが高まります。
アルミサッシの耐久性とは、外部環境(雨・風・紫外線・温度変化)に対する耐性や、長期間の使用による劣化への強さ を指します。適切な素材・表面処理・設計を施せば、30年以上の長寿命化 も可能です。
一般的なアルミサッシの耐用年数は、約20~30年 とされています。ただし、設置環境やメンテナンス状況によっては、15年ほどで劣化することもあれば、50年以上使用できるケースも あります。
🏠 住宅用アルミサッシの寿命:20~30年
🏢 高層ビル・商業施設のサッシ寿命:30~50年(高耐久仕様)
アルミサッシに使用されるアルミニウムは、合金の配合によって強度や耐久性が異なります。
✅ A6063(建築用アルミ合金) → 軽量で加工性が高く、耐食性に優れる
✅ A6061(高強度アルミ合金) → 強度が高く、大型サッシに適用
✅ A6005(耐久性特化合金) → 高耐久な構造部材向け
🌟 適切な合金を選定することで、耐久性を向上させることが可能!
アルミは自然に酸化被膜を形成し、錆びにくい ですが、さらなる耐久性向上のために以下の処理が施されます。
✅ アルマイト処理(陽極酸化処理)
☑ 表面に酸化被膜を形成し、耐食性・耐摩耗性を向上
☑ 色調を維持しやすく、美観を長期間保持
✅ 粉体塗装(耐候性塗装)
☑ 高い耐久性と色あせ防止効果を持つ塗装方法
☑ 海沿い・工場地帯などの過酷な環境向け
✅ フッ素樹脂塗装(高耐候塗装)
☑ 耐久性最強クラス、50年以上の耐候性を実現
☑ 高級ビルやランドマーク建築で使用される
🛡 表面処理を適切に施すことで、アルミサッシの寿命を大幅に延ばすことが可能!
アルミサッシの耐久性は、設置環境によっても影響を受けます。
✅ 沿岸部(海辺) → 塩害リスクが高いため、アルマイト処理+フッ素塗装が必須
✅ 寒冷地(積雪地域) → 凍害や結露対策として、断熱サッシの選択が重要
✅ 工業地帯(化学物質の影響がある地域) → 耐腐食性の高い塗装が必要
🌍 設置環境に適したアルミサッシを選ぶことで、長期間の使用が可能!
✅ 紫外線・雨風による劣化を防ぐシリコンシーリングの採用
✅ 長寿命エチレンプロピレンゴム(EPDM)製ガスケットの導入
🚪 パッキン部分の耐久性を向上させることで、気密性・防水性を長期間維持!
✅ Low-Eガラス(遮熱・断熱性能の向上)で結露や凍害を防ぐ
✅ 強化ガラス+アルミサッシで、防犯性と耐衝撃性を向上
🔍 ガラスとの組み合わせで、アルミサッシの性能をさらに強化!
✅ 樹脂複合サッシ(アルミ+樹脂)の採用で結露対策
✅ 高断熱アルミサッシ(空気層・断熱バーを追加)で熱損失を抑える
🏠 断熱性能を向上させることで、省エネ効果と耐久性を両立!
✅ 月に1回、湿った布でサッシの汚れを拭き取る
✅ 沿岸部では塩害対策として、水で洗い流すことが重要
✅ 5~10年ごとにシーリング材をチェックし、劣化が見られたら交換
✅ ゴムパッキン(ガスケット)が硬化・ひび割れしていないか確認
✅ レールのゴミやホコリを取り除き、滑りを良くする
✅ 戸車の摩耗をチェックし、必要なら交換
🚪 スムーズな開閉を維持するためには、定期的な掃除と調整が重要!
✅ 適切な素材(A6063・A6061・A6005)を選ぶことで、強度と耐久性を確保
✅ アルマイト処理・フッ素塗装などの表面処理で耐候性を向上
✅ 環境に応じた仕様(塩害・寒冷地・工業地帯対応)を選定することが重要
✅ ガラス・シーリング・断熱技術を組み合わせ、長寿命化を実現
✅ 定期的なメンテナンスを行うことで、アルミサッシの寿命を30年以上に延ばせる!
🏠 アルミサッシは、適切な設計とメンテナンスを行うことで、長期間にわたり快適な空間を提供する重要な建材です!
みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~鉄則~
ということで、今回は、アルミサッシ加工における鉄則を「素材管理」「加工精度」「組み立て技術」「表面処理」「品質管理」「環境対応」の6つの視点から解説し、最高品質のアルミサッシを製造するための重要ポイントを深掘りしていきます♪
アルミサッシは、住宅・ビル・工場などの建築物において、断熱性・防音性・耐久性・デザイン性を向上させる重要な建材です。その品質を左右するのが、アルミサッシの加工技術です。
アルミサッシ加工は、高精度な切断・穴あけ・曲げ・組み立て・表面処理などの工程を経て製造されるため、各工程でミスが生じると、サッシの強度や気密性、断熱性に大きな影響を及ぼします。
アルミサッシの加工において、最も重要な基本となるのが素材管理です。アルミニウムは、軽量で耐食性に優れていますが、傷がつきやすく、温度変化や湿度の影響を受けやすいという特性を持っています。そのため、以下の点に注意する必要があります。
適切な素材管理を行うことで、加工精度の向上や製品の耐久性向上につながります。
アルミサッシの基本となる切断工程では、精密な寸法精度が求められます。
アルミサッシの組み立て工程では、フレームの直角度・密着性・耐久性が求められるため、以下のポイントが重要です。
組み立ての精度が低いと、雨漏り・断熱不良・変形の原因となるため、厳格な検査を行うことが重要です。
アルミサッシの表面処理には、耐食性・耐候性・デザイン性を向上させる目的があります。代表的な処理方法には以下があります。
表面処理を適切に行うことで、腐食・退色・傷つきを防ぎ、長期間美観を維持できます。
アルミサッシ加工では、素材管理・精密加工・組み立て・表面処理・品質管理の各工程で高い精度が求められます。
✅ ミリ単位の精度を確保し、気密性・断熱性を向上
✅ 表面処理技術を最適化し、耐久性とデザイン性を両立
✅ 環境負荷を低減し、持続可能なアルミ加工を実現
これらの鉄則を守ることで、最高品質のアルミサッシを生み出し、建築業界のニーズに応えることができます。
みなさんこんにちは!
シンワオートマチック株式会社の更新担当の中西です!
さて今日は
シンワのよもやま話~アルミサッシの歴史~
ということで、今回はアルミサッシ加工の歴史やその背景、技術の発展、そして未来の展望について深く掘り下げ、日本の建築とアルミサッシの関係を探ります♪
住宅やビルの窓枠、ドア、カーテンウォールなどに欠かせない「アルミサッシ」は、現代建築において重要な役割を果たしています。しかし、その技術が確立されるまでには、さまざまな素材の変遷や加工技術の進化がありました。
日本の建築において、古くから使用されてきた窓や建具の素材は木材が中心でした。
木製建具は、日本の気候(高温多湿)に適していましたが、耐久性の低さやメンテナンスの手間が課題でした。特に、木材の伸縮や腐食、シロアリ被害が問題視されるようになり、より耐久性のある素材の開発が求められました。
第二次世界大戦後、日本は高度経済成長期に入り、都市部を中心に鉄筋コンクリート(RC)造のビルや住宅が増加しました。この新しい建築スタイルに対応するため、木製サッシに代わる新素材が求められるようになります。
この時期、アメリカではすでにアルミニウムを建築材料として活用する技術が確立されており、日本にもその流れが入ってきました。1950年代後半には、日本国内でもアルミサッシの製造が始まりました。
アルミサッシが普及する前、日本ではスチール(鉄)製のサッシが一般的でした。スチールサッシは、木製に比べて強度が高く、耐火性に優れていましたが、錆びやすいという欠点がありました。
そのため、スチールサッシの代替として、錆びに強く、軽量で加工しやすいアルミサッシが注目され、1960年代以降、急速に普及していきます。
1970年代には、日本の住宅市場でアルミサッシが標準的な窓枠として定着しました。
この時期、日本の気候に適したアルミサッシの開発が進み、断熱性能や防音性能が向上した製品が登場しました。
アルミサッシの製造には、押出成形(エクストルージョン)という技術が用いられます。これは、加熱したアルミ合金を金型に押し出し、希望の形状に成形する方法です。
押出成形技術の進化により、
アルミサッシの表面には、アルマイト処理(陽極酸化処理)が施され、耐食性・耐候性が向上しました。
さらに、カラーアルマイトや粉体塗装技術の発展により、従来のシルバー色だけでなく、ブラック、ブロンズ、ホワイトなどの多彩な色のサッシが作られるようになりました。
アルミは熱伝導率が高いため、冬場に窓の周りが冷たくなりやすいという課題がありました。そのため、近年では「樹脂複合サッシ」や「熱遮断構造(サーマルブレイク)」を採用した製品が増えています。
これにより、省エネ性能が向上し、冬場の結露を防ぐ効果も得られるようになりました。
近年、SDGsや環境問題への対応として、エネルギー効率の高い「高断熱アルミサッシ」が求められています。
近年の住宅やビル建築では、デザイン性の高いスリムフレームサッシや、ガラス張りの外観を実現するカーテンウォールが増えています。
これに対応するため、以下のような新技術が登場しています。
✅ 木製建具からスチールサッシ、そしてアルミサッシへと進化。
✅ 押出成形・表面処理・断熱技術の発展により、性能向上。
✅ 省エネ・デザイン性・スマート化に対応した未来のアルミサッシ。
アルミサッシは、時代の変化とともに進化し続け、日本の建築を支える重要な技術となっています。今後も環境配慮やデザインの進化を取り入れながら、さらなる発展が期待されます。